こんにちは、とろです。
皆さんは愛犬の健康状態をどうやって把握していますか?
過去の私に出来たことはこれくらいです。
・病院で血液検査
・見た目で元気かどうか
結果は特に異状を見付けられず。
でも、アトピー性皮膚炎の症状は治らないのはなぜなんでしょうか?

血液検査の限界とは?
「毎年、血液検査では異常なし。でも、どうしてうちの子は元気がないんだろう?」
そう感じたことはありませんか?
血液検査は、現在の健康状態を把握するのに役立つ大切な検査ですが、いくつかの限界があります。
一時的な数値しかわからない
血液は体の“今”の状態を映すものであり、長期的な栄養バランスや有害物質の蓄積は見つかりにくいです。
たとえば、重金属(鉛や水銀)などの毒素は、血液には一時的にしか現れず、すぐに組織や毛に移動してしまうことがあります。
微細な栄養不足は見逃されやすい
ビタミンやミネラルの不足も、正常範囲内に見えることが多く、異常なしと判断されてしまうことがあります。
しかし、実際には「ぎりぎり足りていない」ことで不調が出ているケースも少なくありません。
慢性的なストレスや炎症は検知しにくい
ストレスが続いても、血液検査ではすぐに異常が出ない場合があります。
また、”症状がはっきりしない未病(病気になる前の状態)”の段階では、検査結果に表れないことも多いのです。
こうした理由から、血液検査だけでは健康状態を完全に把握できないことがあるのです。
次に紹介する「被毛検査」では、こうした見逃されやすい不調のサインがわかる場合があります。
被毛検査でわかること・わからないこと
被毛検査では、毛に蓄積されたミネラルや有害金属のバランスを調べることができます。
たとえば以下のような情報が得られます:
- カルシウム、マグネシウム、亜鉛などの必須ミネラルの過不足
- 水銀、鉛、アルミニウムなどの有害金属の蓄積
- 栄養バランスの乱れや代謝の傾向
ただし、感染症やホルモン異常、内臓疾患などの診断には不向きです。
あくまでも、栄養状態や毒素の蓄積状況を補完的に知る検査として活用できます。
実際にうちの子で検査してわかった“不調”
我が家の柴犬は、血液検査と尿検査では「異常なし」と言われていましたが、
被毛検査ではここまでのことが分かりました。
- ミネラルバランスの偏りから生活全般が不適切
- 腸内環境が乱れ、消化器での慢性的な炎症
- 精神的ストレス過剰
- 運動不足
- カドミウム、水銀、ヒ素の蓄積

そして、見た目以上に重度の消化吸収障害、精神的ストレス状態であることから、
早急な相談や適切なアプローチが必要という獣医師からのメッセージもありました。
血液検査では「異常なし」だったけれど、全然安心できる状態ではなく、見えない不調が隠れていたんだと実感しました。
どこで受けられる?費用や流れも解説
被毛検査は、「ら・べるびぃ予防医学研究所」のホームページからネットで申し込みできます。
📝 検査の流れ:
- 検査キットを注文
愛犬ミネラル検査プレミアムは獣医師の個別アドバイス付きで絶対おすすめ! - 指示に従って後頭部や背中の毛を採取
必要量は0.1gなので、数日分のブラッシングですぐに集まります - 封筒に入れて返送
送るだけなので、とても簡単 - 数週間後に分析結果が郵送またはWEBで届く
結果にはグラフやコメントがついていて、栄養管理や食事の見直しの参考になります。
まとめ:血液と毛、それぞれの検査の役割とは
検査方法 | 特徴 | 向いていること |
---|---|---|
血液検査 | 現在の健康状態を把握 | 感染症、肝臓・腎臓の異常、ホルモンの状態など |
被毛検査 | 過去数ヵ月の栄養・毒素状態を確認 | ミネラル不足、有害金属の蓄積、栄養バランスの乱れ |
どちらか一方ではなく、両方の視点から見ることで、より深い健康状態の把握が可能になります。
初めて受けてみた被毛検査でしたが、血液検査では分からない不調の原因を知ることが出来ました。
特に不調の原因が見つからないときには、被毛検査がヒントになることもあると、実感できました。